ネットカジノをやると摘発される怖い噂は本当なのか?

今やネットカジノは、ギャンブラーにとってのポピュラーな一つの選択肢になりつつあります。
1996年、世界初のネットカジノである「インターカジノ」が設立されましたが、当時日本において殆ど認知度はありませんでした。
ですが、今やスマホ普及などの状況からインターネットが身近なものとなる中で、ネットカジノは本格的なカジノサービスを楽しむことができる稀有な存在として、多くの方に親しまれています。
ですが、SNS上では「ネットカジノをプレイすると、摘発される」などの情報も飛びかっており、ネットカジノに興味があっても、リスクを感じて躊躇されている方も多いと思います。
果たしてこの噂は本当なのでしょうか?

摘発事例自体は本当にある

摘発事例自体は本当にある
ネットカジノの摘発事例は実在します。
それが「ネットカジノをプレイすると摘発される」と言われる方の根拠であると思います。
ですが、2016年にあった最も有名なネットカジノの摘発事件(スマートライブカジノ事件)で摘発された利用者3名の内、1名が起こした裁判の結果により、海外で正式なライセンスを取得しているカジノをプレイすること自体は違法とは言えない、という考え方が業界の常識として定着することに繋がり、それからはネットカジノをプレイして摘発される事は無くなりました。

海外の正式なライセンスを取得しているカジノをプレイ

2016年の摘発事件における裁判により、正式なライセンスを取得している海外のカジノを、例え日本国内からアクセスしてプレイしても違法とはならない、という認識が常識になっています。
信頼のおけるライセンスを下記に列記しますので、参考にされてください。
・マルタ共和国
・キュラソー政府
・イギリス
・ベルギー
・ジブラルタル
・マン島
・カナダ

この場合は賭博法違反で即刻摘発!

この場合は賭博法違反で即刻摘発!
しかし、下記のような場合は即刻摘発対象となり、逮捕待ったなしで、下手すると監獄行きです。

① 日本国内に運営拠点、サーバーがあるネットカジノを利用した場合
② 日本国内にあるインターネットカジノ(通称インカジ)を利用した場合

これらに当てはまると思われるカジノを発見、もしくは利用を誘導された場合は、絶対に利用することを拒否してください。
もし利用してしまった場合は下記の刑法に抵触すると考えられます。

○ 賭博罪に問われてしまう
上記①、②に当てはまる違法カジノを利用してしまった場合、利用者は刑法第185条の「賭博罪」に問われてしまいます。
ここで言う「賭博」に当てはまる行為とは、「偶然の勝負に関して財産上の利益を賭けてその得喪を争うこと」と定義されていますが、カジノにおける各種ゲームは、正にその如くの「賭博」ということができるでしょう。
また、この「賭博」を複数回に渡り、日常的に行うと刑法第186条1項の「常習賭博罪」に問われる危険性があります。
この「賭博罪」、「常習賭博罪」に抵触すると、下記の罰則が与えられます。

賭博罪…50万円以下の罰金または科料
常習賭博罪…3年以下の懲役

賭博罪だけなら金銭的な損失で済みますが、常習賭博罪となりますと懲役が科せられてしまい、人生が破綻してしまいます。
ギャンブルは依存性が高いので、「止めたくても、止められない」という方が多いと思いますが、その様な方がこの違法カジノにハマってしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。

違法なカジノの利用を回避する為に

違法性があると言われているのは、あくまで上記で挙げた、日本国内に運営拠点、サーバーがあるネットカジノ、あるいは日本国内のインターネットカジノ(通称インカジ)を利用した場合です。
先程も述べた通り、海外に拠点があり、その国で正式なライセンスを取得して運営されているネットカジノをプレイしても違法性はなく、摘発される心配はありません。
これらの違法カジノを回避するためには、下記の点について注意すべきでしょう。

① 日本国内に運営拠点、サーバーがあるカジノを避ける方法
・海外の正式なライセンスを取得しているかどうかをチェックする
※正式なライセンスの種類については、別項で紹介しているので、そちらをご覧ください。

・利用前にネット検索エンジンで「○○カジノ(利用を検討しているカジノ名) 日本 サーバー」と検索したり、TwitterなどのSNSで怪しい噂がないかチェックする。
※サーバーが日本にあるか、海外にあるのか判断するには利用者側には困難な為、現状は口コミで確認するしかない為。

② 日本国内のインターネットカジノ(通称インカジ)を避ける方法
・インカジが多数運営されていると思われる歓楽街に足を運ばない。
※インカジが一体どれくらい日本に存在するのか把握するのは困難ですが、人口が多い街、特に歓楽街と認識されている街には、大体あると思った方が良いでしょう。

・インカジ利用を促してくる人間の誘いに乗らない
※2022年現在、インカジは知人から知人への紹介制で案内されることが多いので、例え懇意にしている人からの誘いであっても断ることが大事です。

まとめ

まとめ
ネットカジノの摘発事例は過去に実在していましたが、スマートライブカジノ事件をきっかけに海外拠点のネットカジノをプレイすることについては、違法性が無いと判断されるようになりました。
しかし、違法なカジノに該当するサービスは今でも多く存在します。
それらのカジノのプレイは摘発、逮捕、人生の破綻という最悪の結末が待っていますので、絶対に避けるべきでしょう。